【古典から学ぶ】 研究者を目指した初志

基本的に研究室入りたての学生は研究がしばらくうまくいきません。

そんなとき「実家に戻って家業継ごうかな」とか「今から何か国家資格取得目指そうかな」といった言葉が飛び交うのは あるある じゃないかと思います。

 

理系大学生にとって研究者を目指すだけがゴールではありません。起業する勢いがある人は起業すれば良いですし、人と接したり説得したりするのが好きであれば営業職を目指すべきです。 優れた若者を育てたければ教職に就いても良いでしょう。技術営業だったり、コンサルだったり、仕事は無数にあります。

 

 

ただ、研究を辞める前に一旦初志は思い出した方が良いんじゃないかなと思います。研究者を志したことがある方は学部を選ぶときや研究室を選ぶときに、漠然とした「研究者になって世の中に貢献したい!」みたいなキラキラした気持ちがあったはずです。

意外とこういう初志って研究を続ける上で大事じゃないかと思います。

 

勿論成長するにつれて人の興味は移り変わっていくので、ポジティブな方向転換は起こり得ます。が、「向いていないから、特に興味ないけど生きていくために違う道を目指そう」みたいなネガティブな方向転換は幸せから一旦遠ざかってしまうんじゃ…と危惧します。 (方向転換した先に遣り甲斐やチャンスもごろごろ転がっているとは思いますが。)

 

 

論旨がふわふわしてきたので、ここで古典からの贈り物をバシっと。

人はパンのみにて生くるものに非ず

~ 新約聖書、マタイ福音書第四章 ~

 

人は物質的な満足だけではなくて精神的な満足も求める生き物なんですよ、ということですかね。私はキリスト教徒ではありませんが、こういう昔の書物に今に通じる言葉があるとついつい普遍の真理じゃないかと思ってしまうタチです。

 

 

研究辞めようかなと悩んでいる方は一旦初志を思い出してみてはどうでしょう。

それから判断しても遅くないと思いました。

 

ちなみに初志を思い出すときにはこの漫画がお気に入り。泥臭くも人を救うために頑張る姿は、胸に込み上げるものがありますね~。医療系じゃない方にもおすすめです。

www.sukima.me

 

♬ I was born long ago
  I am the chosen I'm the one
  I have come to save the day
  And I won't leave until I'm done ♬

  俺はだいぶ前に生まれた
  俺は選ばれし唯一無二の存在だ
  俺は救世主だ
  やり遂げるまで絶対諦めない 

~ Lenny Kravitz - Are You Gonna Go My Way ~

 

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