【古典から学ぶ】 とりあえず笑う
実験が失敗して行き詰る日ってありますよね。。辛いよね。
そんなときは古典からの金言に身を委ねましょう。
数十年、数百年を乗り越えてきた古典にはやはりパワーがあります。
アメリカを代表する作家、マーク・トゥエイン(1835-1910)。
トムソーヤの冒険で有名です。楽観的でユーモアあふれる作品のイメージでしょう。
しかしそんな彼も晩年はペシミズム(悲観主義)に傾倒していたそう。死を前にすると人は色々なことに思いを巡らせるのでしょう。執筆が生業であれば尚更そうかもしれませんね。
そんな彼の晩年の作品、「不思議な少年」。主人公は不思議な少年サタン(1億歳くらい。デーモン小暮かな?)。村の少年たちを不思議な世界へ連れていき、人間の愚かさや残酷さなどを次々に見せていく…という気が滅入るお話。
そんな話の中でサタンはこんな発言をします。唯一人間を褒めるシーンです。
君たち人間ってのは、どうせ憐れなものじゃあるが、ただ一つだけ、こいつは実に強力な武器を持っているわけだよね。つまり、笑いなんだ。権力、金銭、説得、迫害――そういったものにも、巨大な嘘に対して起ち上がり、いくらかずつでも制圧して――そうさ、何世紀も何世紀もかかって、少しずつ弱めていく力はたしかにある。だが、たったひと吹きで、それらを粉微塵に吹き飛ばしてしまうことのできるのは、この笑いってやつだけだな。笑いによる攻撃に立ち向かえるものはなんにもない。
研究が進まなくて辛くても、とりあえず笑ってみましょう。笑う方法を確保しておきましょう。友人と飲みに行く、恋人とランチにいく、M-1グランプリをYouTubeで観る、深夜ラジオでにやにやする、なんでも良いと思います。
こんなに悲観的な話の中の唯一の希望が「笑い」なんです。
笑いは人間にのみ与えられた特権です。
よく笑い、よく寝て、明日の実験から頑張れば良いんです。
因みに個人的おすすめはTBS深夜ラジオのJUNKシリーズです。大学院時代はこれ聞いてケラケラ笑って活力もらっていました。お気に入りは伊集院光とおぎやはぎでした。
♬
つらい時でも笑ってられる そんなあんたはほんまにアホや
先の事など考えないまま ペース配分さえ出来ないで走る
悲しい時こそおどけてばかり そんなあんたはやっぱりアホや
惚れて振られてまた繰り返す 学ばないまま明日をむかえる
だけどそんなあんたを あんたを見てると
なぜか優しい風が吹き抜けてゆく 湿った心は笑いで乾く
笑顔のまんま 笑顔のまんま そうさ人生 生きてるだけでまるもうけ
OH!! 笑顔のまんま 笑顔のまんま そうさTHAT WAS THATあの時はあの時さ ♬
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